店舗ビジネスをされている経営者さんの1番の悩みは「集客」ではないでしょうか。
- ホームページはあるけれど…
- ブログ書いているんですけど…
- 口コミサイトに登録しているけど …
- 看板だして宣伝してるけど…
など、よくある傾向としては「やれることからやっている」という感じがします。
しかし、意外にもチラシをしっかりと使っている経営者さんが少ないように感じます。
インターネットが発達したせいか、チラシ集客は古いと思われているようです。
しかし、店舗型ビジネスにおけるチラシの効果はとても大きいものがあります。
例えばその効果の一部とは…
- お客さんに知ってもらう機会が増える
- 集客コストを抑えることができる
- 1枚のチラシでもいろんな使い方ができる
- 自分でも簡単に作ることができる
- 反応がわかりやすく、改善がしやすい
といった感じです。
店舗ビジネスにおいて、チラシを使った集客は絶対に取り組むことをオススメします。
店舗ビジネス集客で悩んでいても
- 地域柄うちには合いません
- チラシなんてどうせ無駄でしょ
- チラシをだすことで頑張ってる感がでてしまうのが嫌だ
こんなことを言っている経営者さん、お店は、そもそもやる必要はないと思います。なぜなら、その気持ちでは反応がでないからです。メッセージからイヤイヤな想いが伝わってしまいます。
本当に店舗ビジネスで集客をしたい!と思っているなら今回の記事を読んでみて、チラシに対する見方や使い方を少し見直してみてください。
店舗ビジネス集客におけるチラシの代表的な3つの使い方について早速みていきましょう。
もくじ
【地域のチラシ戦略1】折込チラシ
地域のチラシ戦略1は折込チラシです。
折込チラシとは、新聞のあいだに挟まっている広告のことです。
最近は新聞をとっている家庭が減ってきているようですが、それでもまだまだ折込チラシの効果は十分にあります。
折込チラシの場合は、押さえておきたいポイントは
『何曜日に、どんな人が、どの時間帯でチラシを見ているのか?』
ということを知っておくと戦略を立てやすく、効果をだしやすくなります。
ここで参考になりそうなサイトの情報を例に考えてみましょう。
出典元:http://www.turtle-ride2.com/knowhow/03.html
もしも、あなたのターゲット層が独身男性だったとします。その場合、上記の参考資料を見ると、土曜日が一番折込チラシを見てもらえる可能性が高いですよね。
逆に月曜日が一番見てもらえる可能性が低いです。これを知らずに、毎回月曜日に折込チラシを入れていたらどうでしょうか?
当然、土曜日に比べてチラシを見てもらえる可能性が変わってくるので、問い合わせや来店してくれるお客さんの数も変わってきますよね。
出展元のサイトには他にもいろいろな情報があるので是非チェックしてみてください。
しかし、一つ注意していただきたいのは「必ずしもそれが正解ではない」ということです。
どういうことか?というと、土曜日にチラシを見る可能性が多いといっても、当然、他の折込チラシもたくさん入ってくるわけです。
折込チラシにおいては、あなたの業種だけがライバルなわけではありません。スーパーや家具屋、おもちゃの広告に塾や習い事など、同じ日に折込されたすべてのチラシがライバルになるのです。
その中から見てもらうという工夫や努力が当然必要になります。
- 各曜日ごとにどんなチラシの特徴があるのか?
- どんなサイズの折込チラシが多いのか?
- 何曜日の何時頃に見られているのか?
このようなデータも出展元のサイトには掲載されています。データを参考にしながら、あなたのターゲットがよく見る時間帯や曜日を想像することもできます。
このようにデータを参考にすることで「いつ、どんなチラシを折込しようか?」と戦略を立てることができますよね。
【地域のチラシ戦略2】ポスティング
地域のチラシ戦略2はポスティングです。
ポスティングとは、自分の手で近隣の家庭のポストにチラシを差し込んで行くことを指します。
自分でポスティングはめんどくさい!という方も、ポスティング専門の業者があるので依頼をすることも可能です。
ポスティング業者を利用したい場合は、インターネット検索で、
「チラシ ポスティング 地域名」と入力して検索してみてください。
あなたの地域でポスティングを代行してくれる業者が出てきます。ポスティング業者が出てこない!ということは、かなり稀だと思います。
ポスティングの良いところは、何と言っても折込チラシよりも見てもらえる可能性が高いということです。
ポストはどんな家庭でも、基本的にチェックする場所です。またポスティングされたチラシは折り込みと違って、基本的に1枚単独でポストに入るので、必ず一度は手にとってもらうことでお客さんの目に入ります。
この『一度は手にとり目を通してくれる』というのが一番の利点です。
その反面、お客さんにとって必要ないと感じられたら、すぐに捨てられてしまう。これも実際によくあることですが、それは折込チラシでも同じことがいえるので、デメリットとは考えなくてもいいでしょう。
ポスティングの場合も折込チラシと同様に、
- どんな人に見てもらいたいのか?
- どの時間帯、タイミングで見てもらえるのか?
まずはこの2つを明確にしてきましょう。
マンションや団地のように、ポストが一箇所に集中しているのか?そうでないのか?によっても反応率が変わってきたりします。しかし、それも正解はないので、何度も試して検証してみましょう。
自分でポスティングするにしても、業者さんに頼むにしても、配る時間帯や建物などを決められたりするので、あなたのお店に合わせて戦略を考えてみてください。
【地域のチラシ戦略3】ハンディング
地域のチラシ戦略3はハンディングです。
ハンディングとは、公道などで直接チラシを配ることです。
最大の特徴は、直接その場で、お客さんを選びながら渡すことができることです。
もしも、あなたのお店のターゲットが女性ならば、女性だけにチラシを配ることができます。男性がターゲットならば男性にだけ配ることができる。このようなメリットを持っています。
また、ハンディングはとっても面倒くさいイメージがありますが、一つとっても重要な要素があります。それは、店舗ビジネスにおいてチラシのハンディングを行うことは、あなたのお店のことを『お客さんに知ってもらうきっかけ作りになる』ということです。
例えば、マッサージ店のスタッフがハンディングしているのを見かけたときに「あれ?こんなところにマッサージ店なんてあったんだ」と感じた経験があなたにも一度はありませんか?
折込チラシやポスティングでは『チラシを見てもらい → 興味を持ってもらって → そこからお店を調べてもらう、または、来店してもらう』という流れが必要になるのに対して、ハンディングなら、実際に店舗の前でハンディングしていれば、それだけであなたのお店を知ってもらうことができるわけです。
ほとんどの人はいつも通っている道にどんなお店があるのか?なんてはっきり覚えていません。「なんとなく覚えている」というレベルがほとんどです。なのでハンディングすることで『まずは一度しっかりとお店を認識してもらう』これが非常に重要なポイントになります。
またハンディングにはもう一つのメリットがあります。
それは反応がとてもわかりやすいことです。
- 何枚のチラシを渡せたのか?
- 渡したチラシから何人が来店してくれたのか?
この2つの数字から反応率をすぐに計算できるのも強みです。またハンディングで配ったチラシは、ポスティングよりもさらに見てくれる可能性が高いです。
ただしハンディングは、地域や店舗の立地によっては使えない手法になりますのでその際には別の方法で対処しましょう。
まとめ
「チラシ」とひと言にいっても、配り方によって、
『見てもらえる可能性』と『見てもらった後の行動』
が変わることをしっかり理解しておくことが重要です。
やみくもに配っているだけでは『チラシなんて効果ないな〜、ダメだな〜』となってしまいます。
「データを集めて、戦略を練る」チラシを配るときはこのちょっとした手間を惜しまずに実行していきましょう。