はじめて「マーケティングを勉強しよう!」と取り組み出すと、
まずに最初につまずくのがマーケティングの専門用語。
会話の中で当然のようにとび交う専門用語に、実は初心者は全くついていけなかったりします。でも、情けないことに「わかりません」と素直に言うこともできずに、知ってるふりして話を聞いていたりします。
もちろん僕もそんな経験の持ち主なので、まずはじめに「マーケティング初心者なら、これだけは知っておきたい!知っておかないとまずいよ!」と思えるマーケティング用語をまとめてみました。
もくじ
初心者必見!基本のマーケティング用語集
大事なマーケティング用語を1つ1つ解説していきます。
マーケティング
お客様のニーズに応えて、利益を上げること
by フィリップ・コトラー(近代マーケティングの父)
セールスを不要にすること
by ドラッガー(現代経営学の巨人)
マーケティングとは営業マンの前にお客さんを連れてくること
by 神田昌典(日本で最も有名なマーケターの1人)
個人起業家のビジネス活動の中で照らし合わせて考えてみると、次のように考えることができます。
・ブログ集客コンサルタントといえば、〇〇さん
・主婦起業のスペシャリストといえば、〇〇さん
・ブランディングの専門家といえば、〇〇さん
あなたがビジネスをしていく市場(マーケット)で、独自性を確立していくこと。それがマーケティングという活動なのだと思います。
例えば、『セールスコンサルタントといえば、〇〇さん』と、市場で認識されれば、強引なセールスなどは必要ないですよね。極論、何もセールスしなくても仕事をお願いされることもあるかもしれません。
だからこそ、マーケティングはセールスを不要にする(楽にする)ための活動なんだと思います。
ダイレクト・レスポンス・マーケティング(DRM)
お客様に直接アプローチできる(1対1の関係性でアプローチできる)マーケティング手法。
直接アプローチする過程の中で、お客様と関係性を築いていくことができる。自分のアプローチの効果を数字で計測できる。
ダイレクトレスポンスマーケティングの最大の特徴といえます。
例えば、メルマガは自分の見込み客に対して、直接送信することができますよね。誰か仲介者を介する必要などはありません。そして、メールの反応がダイレクトに返ってきます。
・開封率
・クリック率
こうした数字を見ることで、自分が送ったメールにどのぐらいの効果性があったのかを判断することができます。
お客様からダイレクト(直接)に反応(レスポンス)があるから、ダイレクト・レスポンス・マーケティングということです。DRM(ディー・アール・エム)と略称で呼ばれることも多いです。
テレビCM・電車のつり革広告などは、自分が狙いたいターゲットに直接アプローチできるわけでもありません。基本的には、1対多の関係性でアプローチしますよね。
そして、広告効果を数字で明確に測定することもできません。
例えば、マクドナルドで考えてみます。「2019年10時35分27秒にフジテレビで放映されていたテレビCMをみて、ハンバーガー買いに来ました!」なんていうお客様はいないですよね。
なんども情報に触れさせることで、マクドナルドのイメージを植え付けていく。それがテレビCMの特徴です。CMを流すことで、その瞬間、ダイレクトに反応が出るわけではないですよね。
詳しくはこちらの記事がオススメです。
→ ダイレクト・レスポンス・マーケティングとは?
ダイレクトメール(DM)
商品の購入やお問い合わせにつなげるために、お客さんに直接送る、手紙や郵便物のこと。
セールスレターやパンフレットなどをお客様の住所(事務所)などに郵送する。
例えば、セールスレターを送るにしても、A4の紙を1枚送りつけるわけではない。商品のセールスレターに加えて、例えば次のようなものをまとめて(1つのパッケージにして)郵送します。
- 商品の概要を説明した冊子
- お客様の声をまとめた用紙
- 購入特典について書かれた用紙
- お申込み用紙
1つにパッケージングすることが重要なポイントです。そして、何よりも大事なのがパッケージングしたDMの表面に記載する文章です。
DMの表面に記載する文章で、お客様の興味を引きつけることができなければ、DMはゴミ箱行きです。つまり、DMを開封してもらうために(そもそも見てもらうために)、DMの表面に記載する文章が重要ということです。
DMの表面に記載する文章はティーザーコピーと呼ばれています。ぜひ覚えておいてくださいね。
ペルソナ
あなたにとって理想のお客様像。
「こんな人が自分のお客さんになって欲しいな」という人物像。具体的であればあるほど良い。
この「ある人物」とは、架空の人物でも実在の人物でも良いが、
あなたにとって「この人が理想のお客さんだ!」と思える人が望ましい。
見込み客
将来、あなたの商品・サービスを購入してくれる可能性がある人のこと。
ひとり起業家として活動していく中では、『あなたのメルマガに登録してくれた人=見込み客』であると考えておきましょう。
「リード」と表現されることもあり、見込み客を集める活動を「リードジェネレーション」と表現する人もいます。
顧客
あなたの商品・サービスを1回以上、購入してくれたことがある人。
見込み客の次のレベルが顧客だと考えてください。実際のあなたの商品・サービスに対して、1回以上、お金を払ってくれたことがある人は顧客であると考えてください。
金額の大小は関係ありません。
既存顧客
過去の活動の中で、あなたの商品・サービスを購入したことのある人。
既存の顧客のこと。
3回以上、あなたの商品・サービスを購入したら『顧客』としてカウントすることがオススメです。
1回や2回の購入者だと、リサーチ目的やお試し感覚で購入した人も多いためです。
新規顧客
はじめてあなたの商品・サービスを購入した人のこと。
リスト
メールアドレスのこと。
厳密に言えば、名前・住所・電話番号などを含めた顧客情報のことをリストと言います。しかし、ひとり起業家として活動していく中では、『リスト=メールアドレス』を意味するケースが多いです。
リストについてはこちらも読んでみてください
→ 小さなビジネスにはどれくらいのリストが必要か?
オファー
売り手側が買い手側に提示する、すべての取引条件のこと
例えば次のような内容をすべて1つにまとめて、オファーと解釈してください。
- 商品・サービスの内容
- 販売価格
- 支払い方法(銀行振込・クレジット・その他)
- 購入特典(ある・ない)
- 数量(限定性あり・なし)
- 申込み期限
- サポート内容
- 保証内容(ex.返金保証ある・なし)
オススメの関連記事:
見込み客がこぞって欲しがる無料オファーの作り方
コスト・パー・オーダー(CPO)
1注文あたりの顧客獲得コストのこと』
新規客、1人を獲得するためにいくらコストがかかっているのか?
という数字をいいます。
ライフタイムバリュー(LTV)
顧客の生涯価値のこと
1人のお客さんが一生涯にどれくらいの利益をもたらしてくれるのか?
その平均金額のことをいいます。
トータル・カスタマー・バリュー(TCV)と言われることもあります。
バックエンド商品をたくさん売ることでLTVは上がっていきます。
コピーライティング
商品・サービスを購入してもらうためにメッセージを作ること
詳しくはこちらの記事で確認してください。
→ コピーライティングとは?
リサーチ
言葉の通り、調べることです
何を調べるのか?
と言われると主に3つあります。
- あなたの商品・サービスに関連すること
- ターゲットにしている見込み客のこと
- マーケットのこと
3のマーケットについては、こちらの記事をチェックしてください。
→ マーケティング戦略に欠かせない3つのM
メルマガ
メールマガジンのこと
お店の情報や役立つ記事などを、
発行者が読者に向けて、Emailを使って発行すること。
ジョイントベンチャー(JV)
複数の会社が協力してある1つのプロジェクトに取り組むこと
しかし、一般的には、
お互いの商品を、自社の抱えているリストに紹介し合うことを意味する場合が多い。
セールスレター
言葉の通り、セールスを目的とした手紙。
営業マンのセールストークを紙に書き写したようなもの。
しかし、出せば売り上げが上がるというのもでもなく、
セールスレターの効果を最大限引き出すために、
コピーライティングが必要になる。
ベネフィット
あなたの商品・サービスを買うことによって、お客さんが得られる変化・手に入る未来のこと。
お客さんがあなたの商品・サービスから得ることのできる利点、
お客さんのどんな欲求を満たしてくれるのか?ということ。
ランディングページ(LP)
ユーザーがネット広告をクリックした時に、最初に訪れるwebページのこと。
しかし、ほとんどのケースにおいては、
ネット広告のリンク先が「問合せ・資料請求・購入を促す」などのページが多いために、
「売り込みのページ=LP」という意味合いで使われていることが多い。
またスクイーズページの意味で使われていることも多い。
スクイーズページ
メールアドレスを取得するための機能しかないようなページのこと。
メールアドレスを登録しないと、
無料のプレゼントがもらえなかったりするようなページ。
一般的には、ランディングページ(LP)と表現されることが多い。
オプトイン
メールアドレスなどを登録すること。
フロントエンド(FE)
新規顧客獲得のための商品のこと
通常、フロントエンドは値段が安く、利益が少ない。
むしろ、マイナスが多い。
フロントエンドの目的は、
バックエンド商品を買ってくれる可能性のある新規の顧客を集めること。
バックエンド(BE)
すでにあなたの商品・サービスを買ってくれたことのある人に向けて売るための 高額な商品・サービスのこと
コンバージョン・コンバージョン率(成約率)(CV)
あなたが要求した行動を、見込み客が達成したパーセンテージのこと
例えば、
あなたが見込み客に「メルマガ登録をして欲しい」としたら、
何人の人がメルマガを登録してくれたのか?を表すパーセンテージのこと。
一般的には、商品を買った%のことをいう事が多い。
- 商品購入人数 ÷ サイトの訪問者
- 商品購入人数 ÷ DM送信者数
など
アップセル
見込み客がある商品を買う時に、その商品よりも上位の商品をオファーすること
ハンバーガーを買う時に
「今なら+50円でポテトがLサイズにできますがいかがですか?」がこれにあたる。
クロスセル
見込み客がある商品を買う時に、別の関連商品もオファーすること
ハンバーガーを買う時に「ご一緒にポテトもいかがですか?」がこれにあたる。
コンティニュイティビジネス・オンラインサロン
継続課金型の商品のこと
毎月◯◯円、毎年〇〇円、◯ヶ月ごとに〇〇円という形で販売されている商品。
3M(スリー・エム)
・マーケット Market
・メッセージ Message
・メディア Media
とても重要な考え方なので、詳しくはこちらで確認してください。
→ マーケティング戦略に欠かせない3つのM
PPC広告
広告が1クリックされるごとに広告費を払うタイプの広告
Pay Per Click の略語。
SEO
検索結果の上位表示のこと。
Search Engine Optimization の略語。
例えば「エステ」で検索したら、
検索結果の上の方に表示されるように改善を重ねること。
グーグル・キーワードプランナー
グーグルが無料で提供している、キーワード検索ツール。
リサーチする時に役立ちます。
あなたがビジネスにとってのキーワードが、
ひと月にどのくらい検索されているのか?を調べることが出来ます。
→ https://adwords.google.co.jp/keywordplanner
グーグル・アナリティクス
グーグルが無料で提供している、サイトの解析ツール。
あなたのサイトのどのページがどれだけ見られているのか?など、
色んなんことがわかるツール。
→ https://www.google.com/intl/ja/analytics/
費用対効果(ROI)
投資したお金に対して、いくら返ってきなのか?を表すパーセンテージ
Ebook
電子書籍の総称
携帯やタブレット端末で読むことのできる本。
ビジネスでは主にPDFファイルが一般的。
USP
あなたのライバルが真似できない、独自かつ、お客さんのためになるような売り。
Unique Selling Proposition の略語。
ゴールドラッシュ思考
楽して稼ぎたい!という思考、考え方。
最後に
「これからマーケティングを学ぼう!」というマーケティング初心者は
最低限、これらの単語を少しずつ覚えていくようにしましょう。