ランディングページ(LP)をどうやって書けばいいのか?誰もが1度は悩む問題だと思います。
初心者でも書けるランディングページ(LP)の書き方を、重要ポイントを3つに絞ってお伝えします。
もしあなたが次のような悩みを抱えていれば、この記事をご覧になってみてください。
- LPの書き方を基本から知りたい
- まだ1度も書いたことないけれどLPを書いてみたい
まったくの初心者でも、ランディングページの書き方がわかるようにお伝えします。もちろん、書き方だけでなく反応が出るコツもお伝えしています。ぜひ、何度も読んであなたの中に落とし込んでください。
もくじ
【ランディングページの反応をあげる3つの極意】
- ランディングページを作る構成要素
- ランディングページの作り方
- ランディングページで重要なポイント
【極意1】ランディングページ(LP)の構成要素
コピーライティング初心者がLPを書くときに意識するポイントは、LPをパズルのように捉えることです。LPを1つの長い文章として捉えると、書くのが難しくなります。しかし、1つ1つ役割を持つピースが集まって、1つの長い文章になっていると捉えると、非常に書きやすくなります。
では、LPにはどんなピースがあるのかを解説していきます。
LP全体の構成:3つの構成と10の要素
LP全体の構成は3部に分かれます。
- トップコピー
- ボディコピー
- クロージングコピー
そして、3部の構成の中に、LPを作るための要素が存在します。
LP全体の構成、3部に含まれる要素一覧
・ヘッドライン
・オープニング
・本文
・事実
・理由
・エビデンス
・ベネフィット
・ブレッド
・証拠
・クロージング
・オファー
・リスクリバーサル
・レスポンスデバイス
各要素ごとにコピーを考えて、パズルのように組み合わせて1つのLPを完成させるイメージです。
要素が結構あるな~と、思うかもしれませんが、必ず全部を使うわけではありませんの安心してくださいね。
それでは各構成と要素について簡単に説明していきます。
全体像まとめ
【構成1】トップコピー
トップコピーはLPの1番上に位置するコピーになります。トップコピーの内容次第で、LPを見てもらえるかどうか決定します。
ヘッドライン
パソコンやスマホでLPを見た時、1番最初に目に入る画面です。
キャッチコピーが書かれている部分でもあります。
例文
・1ヶ月1万円で生活する方法
・なぜ、くまのプーさんは2本足で歩けるのか?
ヘッドラインで読者(ユーザー)の興味を引きつけることができるかどうかで、ランディングページの反応率が大きく変化してきます。
読者の興味・関心を強く惹きつけるために重要なのがキャッチコピーです。
反応が高いキャッチコピーの作り方|凡人でも書ける実践5Step
オープニング
オープニング(書き出し)は最初の2、3行で、LPを読んでもらえるか、それとも、ページから離脱してしまうかが決まるといわれるほど重要な部分です。
ヘッドラインのすぐ下にくる部分で、オープニングに書いてある内容が、ヘッドラインの内容とズレないようにすることがポイントです。
読み手に反応してもらうために、よく使われる形
- 悩みや質問の羅列(ブレッド出し)
- オファーの提示
- 役立つもの、得られるものの提示
- ストーリーを語る[/box]
例文
・こんなお悩みありませんか?
・〇〇できるチャンスがここにあります。
【構成2】ボディコピー
その名の通り、LPの本体部分です。LPの目的や訴求テーマによって、使う要素が変わってきます。
本文
本文には6つの要素が存在します。
- 事実
- 理由
- エビデンス(科学的根拠)
- ベネフィット
- ブレッド
- 証拠
6つの要素全てを必ず使う必要はありません。重要なのは「何をどう書くか?」です。「何をどう書くか?」というのは、6つの構成要素の中から「何を使うのか?」そして、「どんな順番で書くのか?」を考えることです。
よく使われる構成要素
- 事実
- 理由
- エビデンス(科学的根拠)
- ベネフィット
- 証拠[/box]
オファー
簡単に言えば、お客さんに提供するコンテンツのことです。
メルマガ登録LPでいえば、メルマガを登録してもらう代わりに、書き手がお客さんに差し出すすべてのコンテンツのことです。「すべての取引条件」と表現することもあります。
オファーの例
・無料プレゼント!
・好きなものを食べながら痩せる秘密の食事リスト + 30日間無料Skypeサポート
【構成3】クロージングコピー
前述の「オファー」はクロージングコピーで使っても効果的です。
クロージング
クロージングと言ってもLPでの目的は、商品・サービスを売るよりは、メルマガ登録につなげるケースが多いです。なので、メルマガ登録してもらうためにクロージングすることになります。
思わず登録したくなる、もしくは、登録せずにはいられない感情になってもらうことが理想的です。
リスクリバーサル
リスクリバーサルとは、保証のことです。LPの読み手に「何も失うものはありませんよ」ということを明確にしてあげること。読み手に「リスク(損)はゼロですよ」と証明してあげることです。
誰でも損をしたくはありません。だからこそ、損をしない理由を具体的に伝えてあげましょう。
返金・返品保証を付けた場合、保証期間は長い方が、返金や返品が少なくなるといわれています。
レスポンスデバイス
これは、読み手に最終的に行動してもらうLPのゴールを指します。
- メルマガに登録してもらうなら、登録フォームを押してもらう
- 資料請求して欲しいなら、資料請求フォームを押してもらう
レスポンスデバイスはとても重要ですが、意外と雑に扱われる傾向があります。レスポンスデバイスを具体的で明確に、わかりやすくすることは非常に重要なので、ぜひ意識してLPを書いてください。
レスポンスデバイスに記載するコピー1つで、成約率は変わってきます。
CTA(コールトゥーアクション)と呼ぶこともあります。
構成要素についてお伝えしてきましたが、実際に書くとなると難しく感じるものです。なので、実際に書くときはどのように書くのか?それをシンプルまとめてお伝えします。
【極意2】初心者でも成果を出せる“1つの法則”
初心者上達のポイントは『得意な型を持つこと』
もし、あなたがLPを初めて書く・あまり書いたことがないというのであれば、自分の得意な「型」を持つことを意識してください。そして、初心者にオススメの型は、神田昌典さんが提唱している「PASONA(パソナ)の法則」です。
PASONA(パソナ)の法則
- Problem(問題)|問題点を明確化する
- Agitation(扇動)|問題点をあおりたてる
- Solution(解決策)|解決策を示す
- Narrow down(絞込)|限定性の説明
- Action(行動)|行動させる
1つずつ解説していきます。
Problem(問題)
問題点を明確にして提示することです。
あなたのLPを見た時に「読み手」が抱えているであろう問題点(悩み・痛みなど)を明確化してあげます。
例文
・あなたはいつまでセミナー費用を無駄に使い続けるつもりですか?
・何故、あなたはいつまでたっても滑舌が悪いのか?
Agitation(あおりたてる)
問題点をあおりたてることです。
明確になった問題点をあおることで「問題の深刻さ」を伝えていきます。その問題がどれくらい辛いことか?その問題はほかにどんな問題を引き起こしているかを伝えることで、読み手の心を動かすことが目的です。
あおり立てる標的は、読み手の欲求や願望などを狙ってあげることが効果的です。
例文
広告費を多くかけても、残念ながら売上には比例しません。その事実に気づいている経営者は、それよりも重要なコピーライティング(文章)に力を入れることによってビジネスを加速させています。
Solution(解決策)
問題点の解決策を示します。
【Agitation(あおりたてる)】で、上手くあおることができていれば、読み手が問題の深刻さを理解して、何とかしたいと内心ソワソワしています。
“どうしたらいいのか?”となっている状態です。
そこで、「解決策」としての「商品・サービス(=コンテンツ)」を提示します。商品・サービスの証拠・社会的証明・特徴・ベネフィットを読み手に伝えると効果的です。
商品・サービスの信頼性を伝えることを意識しながら書きましょう。信頼性をアップさせるために使えるのが、お客様の声・推薦の声・エビデンス(科学的根拠)などの要素です。
ベネフィット=お客さまの手にしたいと望んでいる結果・変化
例文
コピーライターだからといって誰にでも任せて良いわけではありません。もしかすると、あなたがこれまで培ってきた土台がすべて台無しになってしまう。そんな可能性もあります。
私のサービスであれば、その点は心配ご無用です。あなたの戦略、見込客との関係性を大切にしながら、あなたの影となり文章を作成させていただきます。
・推薦者の声
・推薦者の声
・推薦者の声
・お客様の声
・お客様の声
・お客様の声
Narrow down(限定性の説明)
対象客や期間を限定します。
【Solution(解決策) 】で商品やサービスについての効果や信頼性を理解してもらえたら、誰でも手に入れることができるわけではないことを説明しましょう。
ポイントは『どんな人に? いつまで? どのくらい?』という限定性を伝えることです。 『誰でも・いつでも手に入れられるわけではない』という欲求をかき立てる限定性や緊急性を演出しましょう。
例文
今回提供するサービスは、限定5名様に提供しようと思います。
5名と限定した理由としては、効果を確実に実感してもらう為のサポートが行き届くギリギリの人数だからです。
さらに、今回は本当に起業したいと望む現役サラリーマンの方のみ、ご参加いただけます。
Action(行動させる)
最後は行動を呼びかけましょう。
【Narrow down(限定性の説明)】までに、商品やサービスの信頼を得てもらい、限定性や緊急性を演出してきました。上手くライティングできていれば、読み手は商品・サービスが欲しい状態になっています。
そこで、最後に具体的に「行動」を呼びかて、読み手に行動させます。「行動させる」とは、LPの中にある商品購入フォームや申込フォームをクリックしてもらうことです。
最終的にクリックしてもらえなければ、メルマガ登録や資料請求してもらうといった、あなたの目的は達成できません。
「行動させる」ためのポイントは3つ
- 行動を具体的に示す
- わかりやすく伝える
- フォームを目立たせること
初心者はPASONAでLPを書こう!
ランディングページ(LP)の王道の型「PASONA(パソナ)の法則」を使ったLPの書き方についてお伝えしました。LPを1度も書いたことがないという初心者の方も、ぜひ1度、この型を活用してランディングページを書いてみてくださいね【極意3】初心者でも売れるLPを書ける3つのポイン
初心者が売れるランディングページ(LP)を書くために重要なポイントは3つです。
- レスポンスデバイスの作り方
- メッセージの作り方
- キャッチコピーの作り方
【極意3】初心者でも売れるLPを書く3つのポイント
【1】レスポンスデバイスの作り方
セールスレターと違いランディングページでは、購入してもらうことが目的ではなく、行動してもらうことが目的になります。LPで目的となる「行動」とは、登録ボタン・申込みボタンをクリックしてもらうことです。
例
・メルマガへの登録ボタン
・資料請求の申し込みボタン
・商品の購入ボタン
読み手がいつ、どのタイミングからでも登録・申込みができるように、わかりやすくボタンを配置しておきましょう。
ボタンの色が反応率を左右する
この色が1番反応がいい!という答えはありませんが、反応率がいいとされる色はあります。
有名な2色
- 緑(#4CAF50)
- オレンジ(#FF9E00)
ただし、あくまでも色への反応は個人の経験に左右されるといわれています。なので、こだわり過ぎには注意して、テストをくり返して最適な色をみつけましょう!
初心者が手を抜いてしまうレスポンスデバイスのメッセージは重要
申し込みボタンに『どんなメッセージを書くのか?』が非常に重要です。
コピーライティング初心者は、申し込みボタンのメッセージを作り忘れてしまいます。
申し込みボタンには、読み手の背中を押してあげるイメージでメッセージを必ず記載しましょう。
初心者がやってしまう反応を下げるメッセージ
- 送信
- メルマガに登録する
- 申し込み
- 購入
- 今すぐ買う
読み手の背中を押してあげるメッセージ
- 今すぐ無料で参加する
- 完全無料で手に入れる
- ご購入は今すぐココをクリック
- 資料のお申込はこちらをクリック
- 無料登録してダウンロード
ポイント
- レスポンスデバイスのメッセージでは、「送信」「申し込み」ではなく「ダウンロード」「参加」「手に入れる」という言葉がオススメです。
- 「送信」という言葉では「個人情報を教えてしまう」ということを連想させてしまいます
- 「申し込」「購入」という言葉だけでは、「お金を払う」ことを連想させてしまいます。読み手は自分が「お金を払う」と感じたくありません。
- 読み手に『売り手と買い手』という関係性を意識させてしまう言葉はNGです。
申込みボタンの画像はおしゃれなもの/カッコ良いものである必要はありません。
【2】メッセージの作り方
メッセージを作る際にはLP全体を通して必ず「一貫性」をもたせましょう。
実際に人に会うときも考え方・態度に一貫性のある人は安心できますよね。逆に、毎回言っていることが違う・会うたびにやっていることが違うといった人には、安心感というよりも、心配とか不安とかを感じますよね。
LPも一緒で、メッセージに一貫性がないと信頼性を失ってしまいます。なので、LP全体を通して伝えるメッセージには、常に一貫性を持たせることを意識してくださいね。
【3】キャッチコピーの作り方
キャッチコピーの目的は、読み手の目線を一瞬でランディングページに注目させることです。ポイントは『一瞬』です。一瞬で相手の興味をひかなければいけません。
キャッチコピーの反応を高かめるには、特定のターゲットだけ
向けたメッセージを書くことです。
『誰に何を伝えるのか?』が重要です。
反応率をグッと上げるキャッチコピーの作り方について、詳しくは別の記事にまとめてあります。ぜひ、ご覧ください⇒お客の目線を一瞬んで惹きつけるキャッチコピーの作り方
まとめ
初心者でも反応がとれるランディングページの書き方は以上で終わりです。
今回お伝えした内容はLPの書き方として、絶対的な答えではありません。あくまでも1つの方法です。
しかし、忘れないでください。
- 冒頭でお伝えした構成要素
- PASONA(パソナ)の法則
- 気をつけるポイント
この3つの点を理解し、活用することで、たとえ初心者であろうと成約率の高いLPを書くことができます。そう言いきれるのは、僕自身がこの要素を使い、これまでに多くの成果を得てきたからです。
ホントかなぁ〜?と疑うまえに、ダマされたと思って、記事を参考にしながら、PASONAの型を使って、1度ランディングページを書いて、実際にリリースしてみてください。
この記事でお伝えする内容で作るランディングページ(テンプレート)
今回お伝えしてきた内容でランディングページを作ると、実際どんな感じになるのか?
テンプレートを作成してみたので、ぜひご覧になっていただき、参考にしてみてください。
ランディングページテンプレート.PASONAバージョン
https://pages-yngsm.com/sl-template1/