あなたは何している人ですか?そう質問されたら、なんと答えますか?言葉に詰まらずに返答できますか?
あなたがひとりの起業家としてビジネスを構築していくためには、次の3つの要素について深く考える必要があります。
- 誰に?(マーケット)
- 何を?(取り扱う商品)
- どのように?(販売方法)
逆に言えば、これからビジネスをスタートしたいのであれば、この3つの要素を決めることが非常に重要です。
この記事では、あなたの事業内容(ビジネスの内容)を決める3つの要素の考え方の基本中の基本をお伝えします。
もくじ
独立起業の際、1番やらかす間違い
「よし!これから独立しよう!」と決意して、自分のビジネス・事業内容を考える際に、1番よくやってしまう間違いは、『自分中心』で3つの要素を考えてしまうことです。
『自分中心』とは?
・自分の商品は超いいものだ!
・自分の商品は誰の役にも立つ!
「だからこの素晴らしいが売れるようにビジネスを構築していこう!」という状態・考え方になっているのが『自分中心』といえる状態です。
この考え方が、絶対にダメ!とは言いません。しかし、この考え方で実践してくマーケティングは単純に難しいです。それなりのマーケティングスキルが必要になってきます。
つまり、これから起業したい方や、まだまだスキルに自信がない人にとってはハードルが高いということです。「起業が失敗に終わる可能性が限りなく高い」ともいえます。
じゃあ、どうすればいいのか?
答えは、真逆の考え方にあります。つまり、『お客さんを中心に考えること』です。
どんなビジネスも「お客様ありき」です。お客様の存在なくして成り立つビジネスはありません。だからこそ『お客さんを中心にして、ビジネスプランを考えていくこと』がとても重要なんです。
ありき」です。お客様の存在なくして成り立つビジネスはありません。だからこそ『お客さんを中心にして、ビジネスプランを考えていくこと』がとても重要なんです。
超有名な経営学者のピーター・ドラッガーもお客様中心の考え方を、次のようなシンプルな言葉で伝えています。
“顧客から始めよ”
あなたが自分のビジネスを構築していきたいときの、正しい考え方(セルフクエスチョン)としては次のようになります。
・お客さんが抱える悩みは?
・何を欲しているのか?
・そのお客さんはどこにいる?
・お客さんにどのように商品・サービスを提供するのか?
・どんなメッセージを伝える?
このようにお客様を中心にして考える癖をつけていきましょう。頭で理解するのはとっても簡単ですが、実践に移すのはとっても難しいものです。
“顧客から始めよ”
魔法の呪文のように、常に頭の中で唱えておきたい言葉ですね。
常に変化する市場に対応するために
あなたの選んだ市場(マーケット)に合わせて、お客さんの状況・考え方も変化していきます。もしかしたら、お客さんそのものが変わるかもしれません。そうなると、販売方法も変わってきますよね。
なので、こうした変化に対応するために重要になるのが、あなたのビジネスの根本を問う本質的な質問です。
それが『あなたは何屋さんですか?』という質問です。
何屋さんと考えるかで、事業がガラリと変わる
整体師を例に考えてみますね。
『自分はお客さんに整体技術を提供している』と考えている整体師。
『自分は整体を通して、お客さんに健康を保つサポートを提供している』と考えている整体師。
2人の整体師を比べた場合、提供する商品・サービスは全く違うものになってくると思いませんか?
きっと後者の方が、たくさんの人に価値を提供できる整体師になれる気がしますよね。
こうしたちょっとした考え方の違いは、あなたがひとり起業家として活動する場合でも同じことがいえます。
例えば、コピーライターの場合。
『人の心を操って商品を売るコピーライティングのスキルを提供する』と考えているコピーライター。
『コピーライティングのスキルを使って、クライアントの売上アップのお手伝いをする。そして、その商品を手にしたお客様がハッピーになってくれるようにコピーを書く。』と考えているコピーライター。
2人のコピーライターを比べてみても、提供するサービス内容やサービスの幅はガラリと変わってきますよね。
だからこそ、あなたも『自分が何屋さんなのか?』ということを、1度真剣に考えてみることをオススメします。
常に3つの視点で考える
あなたのビジネス・事業内容を考える際は、今から紹介する3つの視点で常に考えてください。
【1】市場(マーケット)
- お客様の悩み・問題は?
- そのお客様はどこにいる?
【2】商品・サービス
- お客様は何を買うのか?
- お客様はどんな未来を手にしたい?
- お客様はいくらで買うのか?
【3】販売方法
- お客様がよくみるメディアは?
- お客様はどこ商品を見つける?
- お客様はどんな手段で買う?
定期的に考えることが大切
『あなたは何屋さんですか?』
『あなたは何をお客さんに提供しますか?』
この質問は、ぜひ定期的に考えてみてくださいね。
これから独立起業したい!という方も、すでに1人でビジネスを頑張っている方にもオススメです。