コピーライターに欠かせないヒアリングスキルの「コツ」についてお伝えします。このコツを意識してヒアリングができているかどうか?
実際の現場で意識できるかどうかでヒアリングの質が大きく変化してきます。
クライアントのセールスレターを書いたり、オプトLP(ランディングページ)を書く時など、欠かせないスキルです。「自分はできているかどうか?」という視点でぜひチェックしてみてくださいね。
もくじ
コピーライターがヒアリングで絶対意識するべきこと
クライアントが使っている『あいまいな言葉(単語)』を強く意識することを絶対に忘れてはいけません。
「どういうことなのか?」順を追って説明していきますね。
ヒアリング上手はツッコミ上手
ヒアリングの際に『あいまいな言葉(単語)』の定義を確認することで、その人が信じる事実を確認することができます。
「なぜ事実を確認するのか?」というと、どんな人でも自分の中の事実に基づいて選択したり、発言したり、行動しているからです。
例えば、「成功したい」と誰もが言います。しかし「成功」の定義は人それぞれですよね。月収100万円が成功の人もいれば、週に3日働くだけで生活できる状態が成功だと感じる人もいます。
つまり、クライアントをヒアリングする際は「成功」に代表されるようなあいまいな言葉(単語)が「どうゆう状態を意味しているのか?」これを具体的に聞き出す必要があります。
- 成功って具体的にどうゆう状態ですか?
- 成功といえる条件って何ですか?
- 成功したと感じるのはどういう時ですか?
など。ヒアリングしている相手が使ったあいまいな言葉に対して、ツッコミを入れてあげること。これがヒアリングの質を高める秘訣です。
■あいまいな言葉を深掘りする“ツッコミ”
「〇〇って具体的にはどうゆう状態のことですか?」このツッコミを覚えておくだけでも、あなたのヒアリングスキルは今よりずっと良くなります。
もしくは次のようなツッコミを活用してください。
・どういう意味ですか?
・具体的には?
・それってどういうことですか?
<実践のポイント>
つこくやりすぎたり、きつい言い方をしていますと、相手をイラつかせることもあります。なので、ヒアリングの最初に「もしかするとイラつかせてしまうかもしれません。もしそうなったら、ごめんなさい。」などと、断りを入れておきましょう。
<参考>ヒアリングの時によく出てくる「あいまいな言葉」
- 成功できる
- 幸せになれる
- 自分らしくなれる
- 明確にする(明確になる)
- 向上する
- 努力する
- 質が高くなる
- 深めまる
- 気づきがある
- レベルアップする
- 調整する
- サポートする
- 改善する
- 解消される
- 把握する
- マインドが整う
あいまいな言葉から見えるもの
ヒアリング相手が使っている「あいまいな言葉(単語)」の定義を確認することで、相手が持つ世界観を知ることができます。
世界観とは簡単に言えば、「相手が信じていること」「相手にとっての現実・事実」だと考えてください。この世界観に従って、誰もが選択・行動をしています。
相手の世界観が見えてくると、相手の心に響くメッセージを作りやすくなります。簡単いえば『共感される文章を書きやすくなる』ということです。
- この人は自分のことわかってくれてる
- この人はこの業界をわかってる
- この人はちゃんと理解してくれている
など。文章の中で使う単語1つ1つが、ターゲットの心を動かすためにポイントになります。
使う単語がずれていたり、単語に対する解釈が間違っていると、それだけで共感を失い、信頼を失います。結果、「売れないレター」となってしまうのです。
パワーワードを見つけよう!
コピーを読んでくれた相手の感情を瞬間的に動かすこと言葉(単語)がパワーワードです。ヒアリングを通して相手の世界観を知ることで、パワーワードを見つけやすくなります。
パワーワードは相手の感情を動かして、行動に繋げてくれる重要な要素です。相手の世界観を知った上で、パワーワードを見つけてみてください。
<パワーワード参考例>
- 猫背
- お酒が飲めない
- 髪がうすい
- 借金
- 朝起きれない
- タバコがやめられない
ヒアリング最大のコツは〇〇を知ること
あいまいな単語を深掘りすれば、ヒアリング相手が見ている・信じている現実を知ることになります。そして、『相手にとっての現実』を知ることがヒアリング最大のコツです。
あいまいな単語の意味を知れば、その人にとっての現実が見えてきます。そして、その現実を知ることで、共感するメッセージ・言葉をコピーにすることができます。
よく「ターゲットをよく理解しよう!」と言われますが、ターゲットが使う言葉の定義までを深く理解することがコピーライターには求められます。
だからこそ、AmazonやYahoo!などのネット上のリサーチだけではなく、実際に相手に会ってヒアリングすることが大きな意味を持ってきます。
ヒアリングの時は、『あいまいな言葉(単語)を具体的にする』これを常に頭の中で意識するようにしてください。そして、実践の中で「あいまいな言葉を深掘りする“ツッコミ”」を活用して、相手から具体的な言葉を引き出し、相手の世界観を見つけてみてください。
ヒアリング上達のコツは、トライ&エラーの繰り返しです!