この記事は『セールスコピーライターになるには、どうすればいいのか?』と悩んでいる方のための記事です。
- セールスコピーライターについて詳しく知りたい
- 今の仕事を辞めてセールスコピーライターになりたい
- セールスコピーライターになるための具体的な方法が知りたい
- 副業でコピーを書いてお金を稼いでみたい
こうした悩みがあれば、この記事をぜひご覧になってみてください。
10年間続けた整体師をやめてセールスコピーライターとして起業した、僕の経験・体験をもとに『セールスコピーライターの始め方』をお伝えしていきます。
あなたがセールスコピーライターとして、新しいキャリアを作っていくための参考になれば嬉しく思います。
注意:こんな人は参考にならないのでご注意ください!
- おしゃれなキャッチコピーを1つ書いて何十万〜何百万円の報酬が欲しい!
- 報酬が100万円、200万円レベルの案件だけを獲得してバリバリ稼ぎたい!
もくじ
はじめに
この記事の中でお伝えしている内容は、月収50万円獲得を目指すための内容に絞っています。なぜ50万円なのか?その理由は、月収50万円あれば経済的にも精神的にもある程度の余裕を持って生活できると思うからです。
僕自身の経験上、「起業してもいいかも?」と思える金額が月収50万円だったことも関係しています。
セールスコピーライターとは何か?定義や仕事内容を知ろう
セールスコピーライターは「コピーライティング」という文章スキルを使って、『商品・サービスを売るための広告(文章)を書く人』のことです。
セールスコピーライター
・売れる(セールス)
・広告文章(コピー)
・書く人(ライター)
「セールスライター」と表現することもあれば、普通に「コピーライター」と表現こともあります。(※人によって捉え方がバラバラです。)
・「コピーライティング」という文章スキルを使っている
・商品・サービスを売るための文章を書いている
この2つが最大のポイントと言えます。
コピーライティング・マーケティング・心理学・脳科学などの専門知識をフル活用して、商品が売れる文章を書く。それがセールスコピーライターです。
セールスコピーライターが書く「売れる広告」とは?
セールスコピーライターは『レスポンス広告』と呼ばれる広告を書くことが仕事です。通販の広告なんかは代表的なレスポンス広告になります。
レスポンス広告とは、見た人が行動を起こしたくなる広告のことを言います。
例えば次の2つの広告、のうち、どちらが見た人を行動させると思いますか?
どうですか?
牛乳石鹸の広告は、おしゃれでいい感じだけど、この広告を見たからといって、「よし、今から牛乳石鹸買おう!」とはなりづらいと思います。
一方、不動産の広告は「このセミナーに参加しようかな?」という行動を起こしたくなるように作られいます。
見た目はちょっとダサいけれど、 広告を見た人が「購入したい」とか「申し込みたい」という感じで、行動してみたくなる。それがレスポンス広告です。
レスポンス広告、最大の特徴
レスポンス広告の最大の特徴は、広告の効果を数字で計測できることにあります。
例えば、先述の不動産広告。
「100枚FAXDMを出したら、10社が反応してくれた」というように広告の効果を、明確に数字で計測することが可能です。
普段、僕たちが電車の中や道路脇で見かける広告の多くは、「イメージ広告」と呼ばれるものです(「牛乳石鹸」広告はイメージ広告です)。
「イメージ広告」はお客様の反応を数字で計測することができません。(詳しくは後述しますね。)
セールスコピーライター以外のコピーライターについて
セールスコピーライターの他にも、『コピーライター』と呼ばれる仕事があります。例えば、こんな感じです。
- イメージ広告のコピーライター
- セールスライター(セールスコピーライターの同意)
- WEBコピーライター
- コンテンツライター(コンテンツコピーライター)
- プロモーションライター
『〇〇コピーライター』と呼ばれる仕事はいろいろありますが、次の3つに分類するのが分かりやすいと僕は思っています。
1.セールスコピーライター
2.イメージ広告のコピーライター
3.コンテンツライター
セールスコピーライターに関しては前述の通りですが、他の2つはどんなものか?
簡単にお伝えしておきますね。
イメージ広告のコピーライター
一般的に認知されているコピーライターが、このイメージ広告を書くコピーライターです。上記画像が代表的な「イメージ広告」になります。
イメージ広告を書くコピーライターは、大企業のキャッチコピーや映画のキャッチコピーを手がけています。
- そうだ 京都、行こう。
- セブンイレブンいい気分
- 生きろ。(もののけ姫)
これらのキャッチコピーがイメージ広告としても、有名です。
レスポンス広告との決定的な違い
「イメージ広告」と「レスポンス広告」の違いは、その目的にあります。
「イメージ広告」の目的は、認知度のアップです(「レスポンス広告」の目的は、人に行動をさせることでしたよね)。
イメージ広告には、レスポンス広告のような「人が行動を起こしたくなる」という要素がありません。
どちらかと言えば、「なんかいいな」とか「おしゃれだな」といった感じで、相手の感性を刺激して、印象に残してもらう広告です。
例えば、「セブンイレブンいい気分」と言われて、すぐにセブンイレブンで買い物したくなるでしょうか?
「おし、セブンイレブン行こう!」とは、まず思いませんよね。
あくまでも広告を通して、会社や商品名の認知度を上げること。これがイメージ広告の目的であり、レスポンス広告との決定的に違う部分です。
イメージ広告の特徴
イメージ広告は、広告効果を数字で計測することができません。(レスポンス広告は、広告効果を数字で計測できます。)
例えば、「そうだ 京都、行こう。」というキャッチコピーを目にした人が、『その広告をきっかけに京都に行ったかどうか』というは、はっきりした数字で表すことが難しいです。
テレビCMで「そうだ 京都、行こう。」と言われたからといって、その瞬間に京都行きのチケットを予約するなんてことは、まずないですよね。
もしもテレビCMで「そうだ京都へ行こう」と言われた視聴者が、京都行きのチケットをその瞬間に予約したら、JRはパンクすると思います。
「広告が売上にどのぐらい直接的に関わっているのか?」これを明確に数字で計測することができないのがイメージ広告です。
コンテンツライター
コンテンツライターとは、コンテンツ作成のプロです。
コンテンツの定義は様々ですが、僕の中では「価値ある情報」と定義しています。例えば、次のようなものがあります。
- ブログ(WEBサイト)の記事
- メルマガの記事
- SNS投稿
- レポートの作成
- 電子書籍
- 音声コンテンツ
- 動画コンテンツ
- セミナー
コンテンツライターは、こうした「価値ある情報」を作ることが主な仕事です。
良いコンテンツには、人の価値観を変化させ、行動を起こさせる力があります。
例えば、1枚のレポートを作成したとします。このレポートがコンテンツです。
このレポートを読んだ人が、心動いて、自分の人生を変えるために新しいことにチャレンジを始める。そんな感じです。
もしあなたの知識と経験を活かして作り上げた1枚のレポートが、誰かの人生を変えるきっかけになったら、嬉しくないですか?
相手の心を揺さぶり、新しい価値観を与え、行動につながるような価値ある情報を作る。こうしたことを実現できるのが、コンテンツライターです。
セールスコピーライターと他のコピーライター、どれを目指すべきか?
コピーライターとしての独立企業を目指すなら、最初に目指すべきは、セールスコピーライターかコンテンツライターです。
- 脱サラでコピーライターになりたい
- 副業でコピーライターを始めたい
- 主婦をしながらコピーライターになりたい
- フリーランスのコピーライターになりたい
こう考えたときに「イメージ広告のコピーライター」になることは、現実的に難しい。かなりハードルが高いです。
イメージ広告のコピーライターは、電通や博報堂の一流コピーライターが活躍する世界だと思ってください。
セールスコピーライターとコンテンツライターの違いをまとめてみたので、チェックしてみてください。
じゃあ、「セールスコピーライター」と「コンテンツライター」はどっちがいいのか?
何でコンテンツライターもおすすめなのか?
コピーライター未経験者(初心者)は、どちらから始めるといいのか?
僕自身の経験をもとに、順を追って解説していきますね。
セールスコピーライターの始め方|未経験者におすすめの成長ステップ
はじめに確認しておきますが、セールスコピーライターになるために、「特別な文章センス」や「才能」は必要ありません。
- 年齢
- 実績
- 経験
- 資格
これらも関係ありません。もし必要なスキルがあるとすれば以下の3つぐらいです。
- 小学生が学ぶレベルの読み書きができること。
- パソコンで文章がうてる。メールなどでやり取りができる。
- 何か調べものをすることが好き・苦痛じゃないこと。
セールスコピーライターになるために必要な方法・考え方をお伝えしていくので、内容を確認しながら実際に行動に移してみてください。
【全体像】未経験からセールスコピーライター起業する方法
セールスコピーライターになるためには、コンテンツライターからスタートすることがおすすめです。理由はシンプルで、その方が求められるスキルが少ない(低い)からです。
つまり初心者向けということです。
未経験者がセールスコピーライターとして活躍するまでのイメージはこんな感じ。
セールスコピーライターとして活躍するためには、様々な知識・スキルが必要になります。
- コピーライティング
- マーケティング
- 心理学
- 脳科学
- 参入する分野の知識
などなど。こうした知識を身につけていく必要があるのですが、、、、
『身につくまでひたすら勉強して、そこからセールスコピーライター起業!』というのは現実的ではありません。
あまりにも時間がかかるし、知識だけが豊富で実力が伴わない頭でっかちのコピーライターになってしまう可能性が高いからです。
コピーライターとしてスキルアップできる最高の環境とは?
実際にコピーを書くこと。これがコピーライターとしてスキルアップするために最適な方法です。とても大事なことなので必ず覚えておいてください。
特に、実際に仕事をもらってコピーを書くこと。これが最高の環境です。
「いや、でもいきなり仕事なんか取れないよ・・・」
そう思いますよね。僕も初めはそうでした。
確かに「セールスコピーライター」としての仕事をいきなり獲得することは、かなりハードルが高いです。ちょっと非現実的です。
未経験のコピーライターにいきなりセールスレターをお願いしてくれる人も、まずいないでしょう。
きっとあなたがクライアントさんでも同じ気持ちだと思います。売上に直結する大事な文章を素人にお願いしようとは思いませんよね。
一方、コンテンツライターとしての仕事は、セールスコピーライターよりもグッとハードルが低いです。
- ブログ記事作成
- SNS投稿の代筆
- レポート作成
- 資料作成
- 動画の書き起こし
こうした仕事内容であれば、「お願いしたい」と言ってくれる人がたくさんいます。
コンテンツライターとして仕事をゲットし、実際に書く環境を手に入れながらセールスコピーライターに必要な知識・スキルを磨いていく。
この流れが未経験からセールスコピーライター起業するためにオススメの方法です。
コンテツライターから始めるのは遠回りじゃないの?
コンテンツライターとして活動していくと、セールスコピーライターとして必要な考え方や知識を身につけていくことができます。
コンテンツコピーライターとセールスコピーライターは、文章を書く目的が違うだけで、学んでいくスキルや知識は基本的に同じです。
なので決して遠回りではなく、セールスコピーライターとして活躍するために必要な基礎を固めていくことができると覚えておいてください。
セールスコピーライター目指すための2つの準備
セールスコピーライターとして起業したいなら、必要な準備は2つだけです。
1つは、パソコン。もう1つは、インターネットができる環境です。
パソコン
もしあなたがノートパソコンを持っていれば、今使用しているものをそのまま使っていきましょう。
万が一持っていない場合は、購入してください。
僕のおすすめはMacです。Windowsでも問題ありませんが、僕は使用したことがないのでMacをおすすめしておきます。
パソコンの選び方
パソコンにはさまざまな性能があります。
でも初心者のうちって何が何だか、よくわからないですよね。なので『最低限この性能(スペック)を持った、パソコンを購入してください』という基準をご紹介しておきます。
もしこれから購入を検討する場合は、ご参考ください。
・画面のサイズ:12インチ 以上
・メモリ:8GB 以上
・CPU:Intel Core i7
・ストレージ:256GB SSD 以上
実際のお店では、これらの条件を満たしたパソコンを店員に紹介してもらってください。
インターネット環境
インターネットができる環境は必須になります。自宅にいても、外出先でも、インターネットに接続できるようにしておくことがベストです。
僕のオススメは「ポケットWi-Fi(モバイルWi-Fi)」を1つ持っておくこと。もしくは、スマートフォンの「テザリング機能」を使えるようにしておくこと。
どちらか1つ持っておけば、自宅にいても、外出先でもインターネットに繋がる環境を作ることができます。
通信速度や通信費などを考慮すると、ポケットWi-Fi(モバイルWi-Fi)の方が、オススメです。
コピーライター起業までの具体的な3ステップ
セールスコピーライターとして起業するためのステップは以下の通りです。
- ステップ1:パソコンとインターネットができる環境を準備する
- ステップ2:コピーライターと名乗り活動を始める
- ステップ3:必要であれば税務署に開業届を提出しておく
ステップ1:パソコンとインターネットができる環境を準備する
コピーライターとして欠かすことができないのが、パソコンとネット環境です。この2つがそろっていれば、コピーライターとしての活動は十分にできます。
どんなパソコンがいいのか?という基準は特にありません。自分が使いやすいものを選択すればいいでしょう。強いていうなら、パソコンのHD(ハードディスク)の容量が少ないものはオススメしません。(容量256GB・512GBなどと表記されてます。)
ライターとして活動すると、様々な資料・データをパソコンの中に取り込む機会が増えます。パソコンの容量が少ないとすぐにデータがいっぱいになってしまい、パソコンがサクサク動いてくれません。なので、パソコンの容量は、最低でも256GB以上のものを利用することががオススメです。
ステップ2:コピーライターと名乗り活動を始める
パソコン・ネット環境が準備できれば、コピーライターとして名乗り集客活動を始めましょう。
ステップ3:必要であれば税務署に開業届を提出しておく
会社を辞めていきなり本業で始める場合、開業届を出して個人事業主として活動をスタートしましょう。住んでる地域の税務署に行けば、1から教えてくれるので簡単に提出することができます。
もしコピーライターを副業として始める場合も、開業届を出しておくことでメリットを享受することができます。一般的に、副業で始める場合は開業届を出している人は少ないようですが、必要であれば検討してみてください。
セールスコピーライター養成講座に参加するべきか?
よく聞かれる質問の1つに「どこでコピーライティングを学ばれたのですか?」という質問があります。そして、そのように質問してくれる方の多くが、セールスコピーライター養成講座に参加するべきか悩まれています。
僕の結論からいえば、参加してもしなくてもどっちでもいいです。
参加すれば、すでにセールスコピーライターとして活躍している人から、しっかり学べます。1人で勉強するよりも誰かに教わった方が間違いなく成長は早いですし、行動が継続できます。
ただし、「この講座に参加すればもう大丈夫」と他人任せな気持ちがあるならば、参加しない方がいいと思います。養成講座に参加したとしても、結局、あなたがちゃんと自発的に勉強・行動するかどうかが一番重要になるからです。
1人独学で勉強するのは無理か?と言われれば、そんなことはありません。実際、僕自身はコピーライティングの勉強を始めて約1年近くは独学でした。
養成講座に参加する・参加しないよりも、本当に大切なのは、コピーライターとしてやるべきことを、諦めずに継続し続けることです。
もし講座に参加されるならば、リアルで行われる講座がおすすめです。最近は、オンラインで学べる講座も増えてきましたが、リアルで行われる講座は、同じ目的意識を持った仲間を作ることができます。
「同じ目的意識を持った仲間」の存在はとても貴重です。毎晩のように開催されているビジネス交流会・異業種交流会で出会うことはなかなか難しいです。
同じ志・想いを持った仲間を作る環境としては、リアルで行われる講座が1番最高の環境です。
セールスコピーライターになるには資格は必要か?
セールスライターとして活動するために資格は必要ありません。
国家資格のような資格も存在していません。しかし、上記でお伝えしたような、数あるセールスコピーライター養成講座の中には「講座を終了して一定レベルのコピーライティングを身につけました」と独自の資格証明書や認定書などを発行してくれる講座は多く存在します。
何か1つ講座にでて、認定書を取得できれば自信になりますよね。自信を持ってセールスコピーライターとして活動できるようになると思います。
しかし、1つだけ注意点があります。
講座にでて資格や認定書をもらったからといって、自然と仕事が舞い込んでくるわけではありません。資格はあくまでも自分のスキルの証明書や自信につながるものだと考えてください。
セールスコピーライターの年収・需要・将来性
セールスライターの年収・需要・将来性についてお伝えします。(※情報は、可能な限り、随時更新しております。)
コピーライターの年収:ゼロ〜青天井
インターネット上では、「コピーライターは儲かる」「コピーライターとして独立。初月から月収100万円!」という情報を目にすることがあります。
それが本当かどうかは、あなた次第です。
コピーライターと一言にいっても、サラリーマンの平均年収に近い年収300万円前後レベルから、年収1億円以上稼ぐコピーライターまでいます。
ぶっちゃけ、コピーライターはいくら儲かるのか?気になるところです。でも「平均月収」や「平均年収」と言えるものは存在しないお仕事です。いろんなサイトを覗いても、同じように書いてありますがコピーライターとして「お金になる文章」が書けるようになれば報酬に上限はありません。
コピーライターの需要:本当に仕事あるの?
「セールスコピーライターは本当に仕事あるの?」と疑問を持たれている方は多いです。
もしかしたら、あなたもそうかもしれません。コピーライターになってみたいけれど、仕事がない・需要がない・そもそも飽和状態なんじゃないの?と考えるかもしれませんね。
でも、1つだけ条件があります。
それはレスポンス広告のコピーを書けるようになることです。(レスポンス広告とは、その広告を見た瞬間に興味が湧き、その商品・サービスが欲しくなって購入してしまうという働きを持っている広告のこと)。
レスポンス広告のコピーさえ書けるようになれば、需要はあります。というか、むしろ、需要に対して供給が追いついていません。商品・サービスを売れる文章(レスポンス広告)がかけるコピーライターは常に必要とされています。
今から始めても、遅いことはありません。むしろチャンスであるといえます。
<補足>
セールスコピーライターは認知度もライターさんの数も、まだまだ少ないのが現状です。僕の尊敬するセールスコピーライターさんはこんな表現をしていました
「世の中の社長の数だけ、コピーライターは必要」
「世の中の社長の数だけ」ってことは「世の中の企業の数だけ」ってことですよね!?ちなみに、少し古いデータですが2006年の時点での企業数は421万社も存在するみたいです。それを思うと、セールスライターは全然足りないですよね。
参照:総務省 「事業所・企業統計調査」(2006年)
コピーライターの将来性:人間vs.ロボット
セールスライターの将来性は、需要が足りていない状況から考えてもわかるようにあ、抜群に将来性があると僕は考えています。
「今ある仕事のいくつかは、将来ロボットに占領される」といった話があります。コピーライティングもそのうちの1つでしょうか?
コピーライティングの真髄は人の感情や心理にあるので、その感性みたいなものはロボットには再現できないと思います。それに「AI(人工知能)はどこまで進化しても、嘘をつくことができない」と言われてるようです。
要するに、AIでも人の言葉の裏にある感情までは読み取ること・見抜くことができないということです。実際に、現場で実践することでしかわからないお客さんの情報・顧客心理は必ず存在します。
リアルな経験をしないと書けないコピーは、生身の人間である僕たちにしか書けないコピーであるといえます。だからこそ、コピーライターは生涯必要とされるでしょう。
よくあるコピーライターの仕事内容8選
セールスコピーライターの仕事内容・活躍の場所は、本当にたくさんあります。
実は、セールスコピーライターは「売れる文章を書くこと」だけが仕事ではありません。「売れる文章を書くこと」はコピーライターとして仕事の一部でしかないのです。
コピーライターの仕事内容をいくつか簡単にご紹介します。
1. セールスレターを書く
セールスレターとは、自分自身や自分のお客様(クライアント)が売りたい商品をセールスするため手紙です。
実際のセールスレターを見てみたかったら、インフォトップというサイトをご覧ください。
どこをクリックしてもセールスレターだらけなので、セールスレターのイメージを掴むことができると思います。
よくある報酬単価(参考)
- 1レター:15万円〜上限なし
2. コンテンツライティング
「コンテンツ」という定義が非常に曖昧ですが、ここでは『お客様にとって価値ある情報』と定義しておきます。
最もイメージしやすいのが、情報商材です。
例えば『30日間で10キロ痩せるダイエットの方法』という1つの商材を作ることもコンテンツライティングの1つです。
コンテンツライティングは難しい部分も多いですが、習得できれば非常に強力なスキルです。
ビジネスの世界には『コンテンツ・イズ・キング(CONTENTS IS KING)』という言葉があるるぐらい、コンテンツが重要視されています。
お客様にとって価値あるコンテンツ。お客様を満足させることができるコンテンツを作成できるコピーライターは非常に重宝されるので、ぜひ覚えておいてください。
よくある報酬単価(参考)
- 1コンテンツ:1,000円〜上限なし
3. SEOライティング
SEOライティングとは、GoogleやYahoo!の検索結果の上位に表示される記事を書くことです。
例えば
『脱サラ 起業』とGoogle検索した時に、自分が書いた記事が一番最初に表示されること
SEOライティングも需要が多いです。もしSEOライティングのスキルを磨けば、1記事1万円や2万円、3万円といった報酬を手にすることも十分可能になります・
単純計算ですが、1記事2万円なら毎月15記事書けば、月収30万円です。1日、1本書いたとしたら15日で月収30万円です。
僕自身も最初はSEOライティングの仕事から、コピーライターとしての報酬を獲得できるようになりました。もしあなたがコピーライターとして起業したいなら、SEOライティングはオススメです。
よくある報酬単価(参考)
- 1記事:5,000円〜30,000円
- 毎月〇〇記事で〇〇万円
4. メルマガ
メルマガとは、メールマガジンのこと。コーチやコンサルタントなど個人起業家のメルマガを代筆するのが一般的です。
例えば
- 自分のクライアントが伝えたいこと
- クライアントのノウハウ
- クライアントの人柄が伝わる内容
- セミナー集客につながる内容
よくある報酬単価(参考)
- 1通:3,000円〜10,000円
- 一定期間〇〇万円
5. ステップメール
ステップメールとは、メール(メルマガ)を1日1通のペースで段階的に自動配信するメール配信の方法です。
一般的に5〜7通であることが多いです。しかし多いケースでは、20通、30通、場合によっては365通のステップメールを送信している人もいます。
よくある報酬単価(参考)
- 1通:5,000円〜20,000円
- 1セット〇〇万円
6. ニュースレター
ニュースレターの代表例は、整体院や歯科医院などで見かける『お店のオリジナルの情報誌』のことです。
ニュースレターを作る目的はさまざまですが、主にお客さま教育やリピート率の改善を狙って書くことが多いです。
最近では、ニュースレター型のチラシをポスティングや新聞の折り込みで配るケースもあります。
よくある報酬単価(参考)
- 1レター:5,000円〜20,000円
- 年間契約で〇〇万円
7. 人の文章添削
- もっと商品・サービスが売れるようにするのか?
- もっと集客できるようにするのか?
など、クライアントさんの目的の達成率を上げるために、文章の添削をします。
よくある報酬単価(参考)
- 1回:1,000円〜20,000円
8. DM・チラシ
商品・サービスを購入してもらうためのDMや集客用のチラシを作成します。
DM・チラシ共に、インターネット(オンライン)ではなくリアル(オフライン)の方でよく使われる方法です。
- どうしたら、DMの封筒を開封してくれるのか?
- チラシを見てくれるのか?
そんなことを考えながら、コピーライティングのスキルを駆使して文章を考えます。
よくある報酬単価(参考)
- 1通:1,000円〜30,000円
9. シナリオライティング(動画など)
こんな経験ありませんか?
「無料登録したWEBセミナーに参加した後に、何にか商品やサービスを売られた」
「たまたま見たYoutubeの広告動画から、商品を買ってしまった」
実は、あの手の動画もシナリオ(台本)が存在します。そのシナリオを考えるために使われているのがコピーライティングのスキルです。
つまり、コピーライティングを学べば、商品・サービスを売るための動画の台本を書けるようになります。
よくある報酬単価(参考)
- 1シナリオ:数万円〜上限なし
他にもまだまだコピーライターの仕事はあります。ここにあげた10個の仕事内容をご覧になって、お気づきかもしれませんが、「売るため」だけに文章を書くのではなく、「集客のため」とか「顧客教育のため」とかに文章を書くこともコピーライターの仕事になります。
これら全ての土台は「コピーライティング」という文章スキルのおかげでもあります。セールスコピーライターを目指してコピーライティングを学ぶことは、あなたの活躍の場をどんどん広げていってくれるのです。
10.Facebook投稿の記事代筆
Facebook集客が盛んな現在(2019年)、クライアントのFacebookの記事を代筆する仕事もコピーライターの役目になっています。
よくある報酬単価(参考)
- 1投稿:100〜1,000円
正直、報酬単価は安いです。しかし、ここでクライアントに認めてもらうことができれば、次の仕事に繋がっていきます。
例えば、コンテンツライティングの仕事を依頼されるようになる。もしくは、ランディングページやセールスレターなどの、大きな仕事を急に依頼される可能性もゼロではありません。
Facebookの投稿を通して自分のライティングスキルを磨くこともできます。なので、最初は報酬が安いことを理解して上で取り組んでいけば、コピーライター起業の道が開ける仕事といえます。
「副業のち起業」が王道
セールスコピーライターの始め方に正解・正しい方法はありません。ですが僕も含め、ほぼ90%のセールスライターさんが「副業からのスタート」をおすすめするでしょう。
セールスコピーライターを副業から始めるメリット・デメリット
セールスライターを副業で始める最大のメリットは、リスクを最小限にできることです。本業のお仕事をしながら、あいてる時間を見つけて活動ができるので、自分のペースでチャレンジできるし、何と言っても経済的な安心感があります。
そして、もしもあなたがご結婚されていた場合、奥さんや旦那さんは、副業ならまだ活動を許してくれる傾向があります。
逆にセールスライターを副業で始めるデメリットは、ほとんどありませんが、唯一あるとすれば、モチベーションの維持が大変ということです。別に行動しなくても、生活には困らないので、ついついサボってしまうことが多くなります。
セールスコピーライターの起業は費用が圧倒的に安い
セールスコピーライターは「パソコン1台とネット環境」があれば起業できまです。その他に、絶対に必要!といえるものは特にありません。
実際、僕自身はパソコンとネット環境のみで起業しました。テナントを借りて事務所を構えたりもしていません。自宅で、カフェで、好きな場所で仕事しています。
つまり、パソコンが手元にあるなら、他に必要な資金はないってことです。もしパソコンがなければ、1台購入するだけです。それで準備完了です。
「3つのステージ」を通過しよう
1人前のセールスコピーライターになるためには、主に3つのステージがあります。
ステージ1:ひたすら勉強&実際に書く
セールスコピーライターになるためには「コピーライティングを学ぶ必要がある」とはお伝えしましたが、実はコピーライターとして活躍するためには他のスキルも勉強する必要があります。そして、勉強の基本中の基本は「本を読む」ことです。
コピーライティングスキル
今までお伝えしたように、これは最重要スキルです。人の感情を動かし、行動してもらうための文章術です。「セールスライティング」と表現されることもありますが、コピーライティングと同じことと考えてもらって問題ありません。
コピーライティング上達の最大の秘訣
ブログやメルマガを書く。FacebookなどのSNSで書く。ランディングページを書く。セールスレターを書く。
このように実際に書くことが上達への最大の秘訣です。
本や教材で勉強するだけで書けるようになることは、絶対にありません。それだけは、ぜひ覚えておいてください。
コピーライティング勉強&実践のコツ
1. SNSやブログでコピーを書く
文章を書く習慣をつけるためにはオススメの方法です。
SNS(Facebook・Twitter)や無料ブログ(アメブロやはてなブログ)という無料ブログを使えば、お金もかかりませんし、すぐにあなたのブログの作れます。
無料ブログのメリットは『自分で書いた記事をすぐ誰かに見てもらえること』が1つ大きなおすすめポイントです。
本当はWordPress(ワードプレス)のブログの方を作成することをオススメします。ワードプレスのブログは最終的に絶対必要です。
2. 実績・経験のある人に教わる・添削してもらう
スキルをいち早く上達したいなら、これが一番おすすめです。
どんなスキルもそうですが、できる人に教えてもらうと上達って早ですよね。コピーライティングも全く同じで、できる人に教わったり、書いた文章を添削してもらう方が成長が早いです。
ただ、唯一の難点は、前述したように、セールスライターさんが少ないことです。だから添削してくれる人を周りで探すのも一苦労する可能性が高いです。僕自身、それでだいぶ苦労しました。
コピーライティング勉強しているというと、添削どころか、「あっ、こいつやばいビジネスに手を出したのかぁ〜」って変人扱いされますからね・・・
3.ブログやYoutubeにコメントを残す
お金をかけずスキル磨く方法としては、実は一番おすすめです。
コメントを残す作業は、いわば1つのコミュニケーション作業です。文章を通して、コミュニケーションがうまくできるようになれば、自然とあなたのコピーのスキルが磨かれていきます。
ブログ・メルマガ・Youtube・SNSなどに返信したり、コメントを残す中で、あなたのライティングスキルを磨いてみてください。
マーケティングスキル
これも非常に重要です。あなたのセールスライティングのスキルを生かしてお金を作るための仕組みづくりを学ぶと思ってください。
マーケティング勉強のコツ
ひとまずのおすすめはWEBサイトで学ぶことです。お金をかけずに学ぶことができるし、どこにいてもサイトを見れば勉強できることも嬉しいポイントです。僕が実際に利用していた、おすすめのサイトを1つご紹介しますね。
ferret(WEBマーケティング)
URL:https://ferret-plus.com/
無料で会員登録すれば、1から学ぶ初心者でも、WEBマーケティングについて体系的に学ぶことができます。また「カリキュラム化」されているため、非常に勉強しやすいサイトになっています。
コミュニケーションスキル
意外と見落とされがちですがとても重要です。特にWeb上ではなく、リアル(オフライン)の場面で活躍していきたいのであれば、高めておきたいスキルです。なぜなら、コピーライティングの依頼を受けた際には、人にインタビュー(リサーチ)することがよくあるからです。
コミュニケーションの勉強のコツ
コミュニケーションスキルといってもそんなに難しく考えることはありません。一般的な受け答えができれば、基本的にはOKです。ただ、少し踏み込んでみるなら、まずは人間心理を理解することをおすすめします。そして、人間心理を学ぶなら、この本がダントツNo.1でおすすめです。
1歩1歩確実に実践して、身につけよう!
これら3つのスキルの勉強・実践は一生続くと思ってください。なので焦らず1歩1歩確実に身につけていきましょう。
ステージ2:コピーライティングを現場で実践!「無料〜低単価のお仕事でOK」
このステージの主な目的は実績作りとスキルアップです。実績の作り方に正解はありません。あなたのできること・やってみたい事にチャレンジするのが一番です。とはいっても何から始めていいのかわからない…となると思うので、僕のオススメをご紹介しますね。
- ブログ記事を書かせてもらう
- メルマガを書かせてもらう
- クラウドソーシングで仕事をする
1と2は自分の周りの人や友人から始めればOKです。それすら難しい!というのであれば自分でアクセスの集まるサイトを作ってみましょう!(長い目で見ればそっちの方がはるかに良いですしね!)
もし本気でアクセスの集まるサイト構築を目指すのであれば、無料ブログよりもワードプレスブログ(有料ブログ)が断然おすすめです!
3は 「ランサーズ」や「クラウドワークス」といったサイトが有名です。特徴としては、仕事はもらいやすいけれど、報酬単価は低いです。しかし、ネット上で全てのやりとりができて、何よりも実践を積むことができるので、セールスライティング初心者にはオススメです。
注意
必ず期日を守ること。コピーライターとしてお仕事をする上での絶対厳守のルールです。
ステージ3:お金も場所も自由に仕事をする
コピーラティング知ったばかりの初心者が “いいなぁ〜” と憧れるセールスコピーライターの理想像はこのステージです。
「売れる文章」を書けるようになることで、自分のやりたい案件(仕事)や自分の欲しい報酬を提案しながら、お仕事していくことができます。
低い単価の文章をコツコツ描き続けるわけではないので「お金や時間にも余裕を持って生活する」そんな誰もが憧れる理想の生活を送ることができます。
あなたもコピーライター起業、はじめの一歩を踏み出してみませんか?
コピーライターとして起業したいなら、「コピーを書く環境」これが絶対に必要です。コピーを書かずして、コピーライターとしてスキルアップしていくことは不可能です。
・でも、仕事なんていきなりない・・・
・そもそも、どこで書けばいいのか分からない・・・
そんなふうに感じるかもしれません。実際、僕自身がそうでした。だからこそ、1つ、オススメの方法をご紹介しておきます。
それはWordPressのブログを始めることです。
WordPressのブログを作って記事を書いて、自分のWEBサイトを育ててみてください。WordPressのブログはあなたのライティングスキル・マーケティングスキルを自然と鍛えてくれます。
少し別の言い方をすると、WordPressのブログはライティングスキルやマーケティングスキルがないと結果をだすことができません。
つまりWordPressのブログはコピーライターに必要なスキルを育ててくれる場所としては、最適な環境です。
もし、あなたが本気でコピーライター起業に興味があるならば、今すぐにでもWordPressのブログを構築して、サイト運営をはじめてください。
そうすることでコピーライターとして、はじめの一歩を踏み出すことができます。