メルマガは個人起業家のWEBマーケティングには、欠かせないツールの1つですよね。
Facebook・LINE@・InstagramなどのSNS集客がポピュラーになってきたけれど、稼ぎ続けている人達は例外なくメルマガを運営しています。
読者との交流から信頼関係を構築したり、自分の商品・サービスをセールスしたり。メルマガを運営することで、手にするメリットはたくさんあります。
でも、「どうやって書けばいいのかわからない」「何を書けばいいのかわからない」そうした悩みを抱える人は少なくありません。
では実際にどうやってメルマガを書いていけばいいのか?
個人起業家のための『メルマガの書き方』をお伝えします。
もくじ
読まれるメルマガの書き方|必要な2つの準備
メルマガを書くためには、決めるべき2つの要素があります。
①誰にメルマガを書くのか?(ターゲット設定)
②何を書くのか?(どんな内容を伝えるのか)
メルマガを書けないと悩む人の多くは、この2つの要素が明確になっていません。もし、あなたも同じ悩みを抱えているとすれば、ここで2つの要素を明確にしておきましょう。
要素①:誰にメルマガを書くのか?(ターゲット設定)
自分がメルマガを発行する相手(読者像)を明確にします。読者がどんな人かわからないことには、メッセージを伝えようがないですよね。
- 読者はどんな人なのか?
- どんな悩みを抱えている人なのか?
- どんな欲求があるのか?
- どんな願望を持っているのか?
- どんな価値観があるのか?
- どんな現実を生きているのか?
- どんな情報を欲しがっているのか?
など。
読者に合わせてメルマガの内容を考えていく必要があります。
極端な例ですが、「脱サラ起業したい30代男性」と「ダイエットしたい30代女性」では、伝えるべきメッセージや内容が大きく違ってきますよね。
自分がビジネスをする相手は誰なのか?
どんな人がターゲットになるのか?
こうしたポイントをまずは明確にしていきましょう。別の記事でターゲット設定の詳しい方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
要素②:何を書くのか?(どんな内容を伝えるのか)
どんな内容のメルマガを書くのか?
ターゲットに合わせて、メルマガで伝える内容を明確にすることが大事です。
例えば次のように考えることができます。
脱サラ起業したい30代男性」がターゲットの場合
・起業に必要なお金の基礎知識
・起業家としてのマインドセット
・起業に必要なライティングスキルについて
・起業家としてのブログ集客のコツ
・売上につながるセールスの秘訣
など。
ダイエットしたい30代女性」がターゲットの場合
・ダイエットに必要なマインドセット
・食べていいもの悪いもの
・太りにくい食事の取り方
・おすすめの運動・トレーニング方法
・途中で断念しないための秘訣
など。
伝える内容を考えるときの注意点は、1メルマガ1メッセージに絞ること。
例えば、『ブログ集客についてメルマガを書くなら、メルマガ集客については別の日に書く』という具合です。1メルマガの中に、あれもこれも情報を詰め込みすぎないようにしましょう。
メルマガのネタの見つけ方
ネタを見つけるポイントは、『自分の頭で考えないこと』です。ゼロから自分で考えようとするのではなく、身の回りにある情報からネタを見つけることを意識することがオススメです。
・書籍・雑誌からネタを見つける
・既存のお客様にアンケートをとってネタを見つける
・Youtubeなどの動画投稿サイトからネタを見つけてくる
・Yahoo!知恵袋などのお悩み相談サイトからネタを見つける
・Amazonのレビューからネタを見つける
・ターゲットに直接質問する
ネタを見つけたら、メモする癖をつけておきましょう。紙のメモ帳・スマホのメモアプリなど、何を使ってもいいので、後から確認できるようにすることが大事です
仕入れたネタをどのようにメルマガの記事にしていくのか?
その具体的な方法を次の目次2でお伝えしていきます。
読まれるメルマガ書き方|2つの視点
「メルマガの書き方」を2つの視点からお伝えします。
①タイトルと本文の書き方
②メルマガ文章の見せ方
①メルマガの書き方|タイトルと本文
どんなメルマガのタイトルと本文。2つの書き方のポイントをお伝えしていきます。
メルマガのタイトル
タイトルは非常に重要な要素です。タイトルの出来次第で、メルマガが読んでもらえるかどうかが変わってきます。
読者は自分のメール受信箱でメルマガのタイトルを見た瞬間に「見る・見ない」を判断するからです。
メルマガタイトル作成のポイント
メルマガタイトルを作るときに意識するべきことは、とにかく興味を持ってもらうことです。
・気になる
・見たい
・知りたい
・見ないと損しそう
・なんだこれ?
・どういうこと?
・なんで?
など。読者が思わず反応してしまうようなタイトルをつけること。ここを強く意識することが大事です。
読者の興味を引きつけるためには、様々な角度からタイトルの切り口(訴求)を考えてみること。これは何度もメルマガを書く中で磨かれていくスキルのなので、地道に実践を重ねていきましょう。
どんなビジネスでも反応がでる訴求11選
1.不安、悩み
2.気づき
3.価格
4.限定性
5.希少性
6.実績・事実
7.ニュース
8.トレンド
9.歴史
10.機能性(スペック)
11.秘密の情報(シークレット)
メルマガタイトル|23のテンプレート
あなたのビジネスに合わせて、使えそうなものをご活用ください。
- ○○を○○にする方法
- ○○の秘密
- ○○のテクニックする方法
- ○○の秘密
- ○○では常識のテクニック
- ○○しないでください
- ○○を絶対にしてはいけない理由
- なぜ、○○は○○出来ないのか?
- なぜ多くの○○は○○なのか?
- ○○が驚愕した○○
- ○○から逃れる方法
- ○○できるようになる○○
- 一流が使う○○
- ○○に共通する○○
- ○○にベストな時期
- 誰も教えてくれない○○
- ○○だけが知っている○○
- たった1つの○○
- できる○○の○つの法則
- ○○日間の法則
- ○○%の○○になる方法
- ○○なのに○○な理由
- ○○した経験ありますか?
メルマガの開封率をあげるコツ
配信したメルマガのうち、見てもらえたメルマガの%を『開封率』と言います。
(例:100通配信して、30通見てもらえた=開封率30%)
開封率を上げるコツ1:数字を入れる
開封率を上げるコツ2:タイトルを短くする
開封率を上げるコツ3:トリガーワードを左に入れる
開封率を上げるコツ1:数字を入れる
数字を入れることで、具体性が増します。また具体的な数字があることで、読者の目線を引きつけやすくなります。
例文
売上が大幅にアップしました
↓
売上が123万円アップしました
簡単に痩せるトレーニング方法
↓
1ヶ月で3キロ落ちるトレーニング方法
開封率を上げるコツ2:タイトルを短くする
メルマガタイトルを短くすると、読者の興味を引きつけやすくなります。たくさんのメールの中で1つ短いタイトルがあると、自然と目立ち、興味を引きつけることに繋がるからです。
文字数としては、14文字前後を意識みてください。短いタイトルを作るのは、難しく感じるかもしれませんが、ぜひチャレンジしてみてください。
例文
・無駄な集客活動
・ぶっちゃけます
・起業の極意
・脱サラの成功率
開封率を上げるコツ3:トリガーワードを左に入れる
トリガーワードとは、読者(ターゲット)が思わず反応してしまう言葉・単語のことを意味しています。トリガーワードはターゲットの悩み・欲求を深く知ることで、見つけることが可能です。
トリガーワードを見つけるコツ
普段ターゲットが何気なく使っている言葉・単語。ここに注目することが非常に大事です。トリガーワードはセンスや才能に頼った特別な言葉・表現ではありません。
例えば、僕なら次のような単語・言葉に思わず反応します。
・ディズニー
・子育て
・Mac
・ニューヨーク
など。
きっとあなたにとっては、どうってことない言葉だと思います。でも僕はこうした言葉があると、思わず目がとまってしまいます。「ん?」「あれ?」そんな感じで、ちょっと興味が湧いてきます。
あなたのターゲットの頭の中にある言葉・単語は、どういったものがあるのか?
それを見つけること。そしてトリガーワードはタイトルの左側に入れることを意識してください。左側に入れておけば、読者のメール受信箱の中でトリガーワードが表示される可能性が高いからです。
ターゲットの中のトリガーワードを見つけるために、ヒアリングスキルも少しずつ磨いていくことがおすすめです。
メルマガの本文の書き方
メルマガ本文を書くときは、次の構成を1つのベースにすることがオススメです。
タイトル:メルマガタイトル
↓
結論:1番伝えたいこと
↓
問題提起:よくある悩み・問題点
↓
自分の意見:自分の考え方・意見
↓
結論:(再び)1番伝えたいこと
↓
追伸:追伸
この基本構成なら、どんなメルマガでも読みやすく、伝わりやすい文章を書くことができます。はじめは難しく感じるかもしれません。しかし、何度も実践することで書き慣れてくるので、ぜひ何度もメルマガを書いてみてください。
■メルマガの終わりに
メルマガの終わりには、必ずメルマガ解除のURLを設置しておきましょう。いつでもメルマガ解除できることが信頼につながっていきます。解除のURLを設置していないと、迷惑メールに登録される可能性もあるので、必ず解除URLを設置しておきましょう。
②メルマガ文章の見せ方
メルマガの見せ方とは、改行や空白をうまく利用することを意味しています。改行や空白をうまく使うことは、文章を書く才能やスキルよりも重要なことです。誰でも実践できることなので、しっかり身につけておくことをオススメします。
ルール1:1文は短く・適度に改行する
ルール2:ひらがなと漢字のバランス
ルール3:会話口調で書く
ルール1:1文は短く・適度に改行する
メルマガは1文を短く区切って書くことで読みやすくなります。どんなに長くても1文は18文字以内にすることを意識してください。
例文
キャッチコピーの役割は「一瞬で読者(狙った相手)の興味・関心を引きつけること」オシャレなことを書く必要はありません。相手の興味・関心を引きつけることで本文を読んでもらうことができます。
例文を短く区切ると、、、
キャッチコピーの役割は
「一瞬で読者(狙った相手)の
興味・関心を引きつけること」
オシャレなことを書く
必要はありません。
相手の興味・関心を引きつけることで
本文を読んでもらうことができます。
短く区切ったら、適度に改行を入れます。
2〜3行で1つの塊を作ることがポイントです。
2〜3行で塊を作ることで文章にメリハリが生まれ読みやすくなります。
読者がメルマガを見るのは、おそらくパソコンかスマートフォン(以下:スマホ)です。なので、パソコンやスマホで見たときに読みやすい・見やすいことがとても重要になります。
メルマガを書いたときは、自分のスマホで一度チェックするようにしましょう。
ルール2:ひらがなと漢字のバランス
ひらがなと漢字のバランスを意識することで、メルマガを読みやすくすることができます。例えば次の通りです。
- 出来る→できる
- 面白い→おもしろい
- 難しい→むずかしい
読みずらいメルマガは漢字が多く、文章が固い印象があるからです。普段から何気なく使っている感じも「ひらがなにしてみる」ことを意識してメルマガを書いてみてください。
ルール3:会話口調で書く
メルマガを書くときは、読者(ターゲット)に話しかけるように文章を書きます。
『会話口調で書く』これを別の視点から考えると『自分のキャラをだす』ということです。
『自分はどんな人物なのか?』それが読者に伝わることで読者は安心・信頼してくれます。当たり前のことですが、人柄がわからないような人からの文章なんて誰も読まないですよね。
キレイに書こう・上手に書こうとする必要はありません。目の前に読者がいて、会話しているかのようにメルマガを書くことが大事です。
読まれるメルマガの書き方|5つのコツ
5つのコツを意識すると、読まれるメルマガを書くことができます。
- 「誰に書くのか?」をはっきりさせる
- 1通1メッセージ
- 会話するように書く。(口語調でOK)
- わかりやすく書く
- 大事なことは、様々な角度から、何度も伝える
コツ1:「誰に書くのか?」をはっきりさせる
読者(ターゲット)をはっきりさせることです。
『誰に何を伝えるのか?』この基本を忘れないようにしましょう。
コツ2:1通1メッセージ
1メルマガは1テーマ(1メッセージ)です。
例えば、1メルマガの中でブログの書き方・メルマガの書き方の2つのテーマを伝えるのはNGです。ブログの書き方で1メルマガ。メルマガの書き方で1メルマガということになります。
コツ3:会話するように書く。(口語調でOK)
読者に話しかけるように書くこと。無理に上手な文章を書こうとする必要はありません。自分のキャラが伝わるように、自然体で書いてみることが大事です。
コツ4:わかりやすく書く
・1分は短くする
・改行を入れる
・漢字とひらがなのバランスを考える
こうしたポイントを意識することで、わかりやすい(読みやすい)メルマガを書くことができます。
コツ5:大事なことは、様々な角度から、何度も伝える
メルマガで伝えたいコアメッセージは、何度も繰り返し伝えることが大事です。1つ注意するポイントは、表現を変えながら伝えること。
共起語・類義語をうまく活用しながら、様々な角度でメッセージを伝えることを意識してください。
・共起語の検索サイト:https://neoinspire.net/cooccur/
・類義語の検索サイト:https://thesaurus.weblio.jp/
メルマガのチェックリスト
- ターゲットは明確になっている状態で書いたか?
- 伝えたいテーマ(メッセージ)は1つに絞れているか?
- 読者と会話するように書いているか?(キャラが伝わるか?)
- 見た目が見やすい・読みやすいか?(改行・空白など)
- タイトルは興味を引きつけるものになっているか?
- 本文は基本構成通りになっているか?
- 漢字・ひらがなのバランスは取れているか?
- 大事なことはなんども伝えているか?
- メルマガ解除のURLは設定しておいたか?
さいごに
メルマガの書き方、その基本とお伝えしました。ここでお伝えした内容を意識しながら、どんどんメルマガを書いてみて欲しいと思います。
メルマガの書き方がわかっていても、実際に書いていかないことには上達ないからです。
まずは1つ1つ、できそうなことからで大丈夫です。実際に手を動かしてメルマガを書いてみてくださいね。