コピーの勉強ってなにしてるんですか?
先日、こんな質問をされました。質問をくれた方はいずれ脱サラしてコピーライターとして独立したい!という方でした。
たまたま共通の友人からの紹介で知り合い、お話を聴かせてもらう機会があったのですが、お話を聴いているうちに一つ、問題を感じました。それは…
『勉強しすぎ!』ってことです。
「えっ?勉強してもいいじゃん、どうゆうこと?」
そう思うかもしれませんが、ここで言う『勉強しすぎ!』とは『あれもこれも知識ばかりインプットしていて、全然アウトプットしていない』という状況のこと。
僕も全く同じ状態だったことがあります(笑
「インプットのみ!」それで、どんどんスキルアップしていると勘違いしてしまう…
「『勉強しすぎ』の人が、案外多いんだな~」と感じました。
そこで今回はあれもこれも『勉強しすぎ!』から卒業して『必要なインプットから実際にアウトプットしてみる』までの、簡単に実践できる方法をお伝えします。
もしあなたが、
- これからコピーライターとして仕事したい
- 確かに全然アウトプットしたことない
という状況ならぜひ参考にしてください。
もくじ
これだけでOK!コピー初心者のインプット&アウトプット
どんなスキルもそうですが、スキルを習得するにはインプットとアウトプットを繰り返していくことが大切ですよね。
コピーライティングも、もちろんこの2つが重要です。
今からお伝えする方法をステップ1から順番に実践してみください。
それだけで、間違いなく、あなたのコピーのスキルはアップします。
初心者コピーライターのためのインプット
ステップ1:とにかく本を読む
コピーライティング初心者が取り組むべきオススメのインプットは、『とにかくコピーライティング関連の本を読みまくって基本知識をインプットすること』です。
なぜ本か?
それは本が1番安価で取り組みやすいからです。コピーに関連する本を最低でも10冊は読めば、ほとんど必要な知識は身につきます。
本を読みまくる時のコツは、『まずはいっきに全部読む!』ということです。インプットにたらたらと何週間、何ヶ月もかけてはいけません。
『まずはいっきに全部読む!』というコツは、あなたが実際に仕事を依頼されて、全く知らないジャンルのコピーを書く時に、役立ちます。なので、リサーチの訓練のつもりで『まずはいっきに全部読む!』を実践しましょう。
本が苦手な起業家にこそ身につけて欲しい読書のコツもご参考ください。
ステップ2:セミナーに出てみる
もしお金に余裕があるなら、ちょっと値段のはるセミナーにでてみるのもありだと思います。
よほどのはずれセミナーでなければ、コピーのテクニックを事例を交えて詳しく解説してくれたり、本には書いてないような細かいテクニックを教えてくれることもあります。
また、実際に講師のライターさんに対して『どんなステップでコピーを書いているのか?』『どんなリサーチをしているのか?』といった細かい部分を直接質問して確認できたりします。
さらに、もう1つセミナーの良いところは、同じマインドの仲間ができたり、講師の方(=師匠)ができたりするので、『添削し合える仲間』ができます。
これはとっても重要で、添削し合える仲間がいるかいないかで成長のスピードが全然違ってきます。
1人でひたすら本や教材で知識を身につけて、1人でひたすらコピーを書いていても、なかなかコピーが上達するのは難しいです。1人では無理!とはいいませんが、仲間がいた方が上達が早いです。
まずはこの2つのインプットを実践してください。
初心者コピーライターのためのアウトプット
ステップ1:1冊の本を選ぶ
ひたすらインプットした5~10冊の本からコピーのテクニックではなく、基本知識・用語が項目ごとにまとめてあるような本を1冊選びましょう。
あなたが読みやすいと感じる、好きなもので構いません。
残りの本はとりあえず無視。どこか見えないところに離して置いておきましょう。机の上には、選んだ本1冊とノートとペンがあれば十分です。
1冊に絞る理由は、インプットした情報が多すぎると、何から手をつけていいのかわからなくなるからです。人は頭の中に情報が溢れていると動けなくなります。
『まずはこれ!』と決めた1冊を作りましょう。そして、その1冊をもとにアウトプットしていきます。
ステップ2:実際にアウトプット作業をしてみる
※ 要注意!
いきなりオリジナルの文章を書こうとしてはいけません。というかそれは、かなり難しいです。
アプトプット作業1.写経
アウトプットしよう!となった時に、圧倒的にオススメなのが、コピーを手書きで書き写す「写経」です。
「えっ、写経ってインプットじゃないの?」
確かに写経はインプットとしてもかなり効果的です。しかし、意識を変えて写経することで立派なアウトプットになります。
まず、写経するコピーは次のうちからどれか1つを選びましょう。
- かつて、反応率も高く、売上をあげているセールスレター
- すごく人気のある、または、評価の高いメルマガやブログの記事
- あなたがこんな風になりたい!と思える人の書いたセールスレターまたは、メルマガやブログ記事
写経する素材を選ぶことができたら、ステップ1で選んでもらった1冊の本を使って写経していきます。
基本的な本を選んでもらったのには理由があります。それは、コピーの基本用語を実際に確認して欲しいからです。
例えば、
- これがヘッドラインか〜
- ここから、ここまでがリードかな?
- こんな感じで価格のプレゼンするのか〜
といった感じで、まずは実際のレターを写経し、あなたの頭の中の知識と照らし合わせながら、基本を確認していきましょう。それだけで相当勉強になります。
僕自身、今でも写経は続けています。これは、本当にやればやるほど、チカラがついてくるので、超オススメです。
アプトプット作業2.構成の分析
写経することで、基本知識・用語を確認できるようになれば、次のステップです。
次は写経しながら、コピーの構成(アウトライン)を考え、分析しながら、写経しましょう。
コピーの構成(アウトライン)の分析とは、例えば、とあるセールスレターを写経した後、もしくは、写経しながら、こんな感じで分析します。
[ヘッドライン] → [オープニング] → [ストーリー] → [商品説明] → [ベネフィット] → [価格] → [保証] → [特典] → [価格] → [クロージング] → [p.s]
構成を分析できたら、
- このヘッドラインは、どんな欲求を刺激しているのかな?
- このセールスレターのオファーって何かな?
といった感じで、各構成要素の内容を自分なりにでいいので、考えてみましょう
考えた内容は、あなたが写経したレターの横など、わかるところにメモしておくと知識が定着しやすいですよ。
構成が読み取れるようになってくると、また一段とスキルも上がります。
アプトプット作業3.音読
これがひとまず最後のステップです。
最後に、写経したセールスレターやブログ記事を音読しましょう。優れた文章をたくさん読むことで、あなたの中に、優れた文章の感覚がどんどん備わっていきます。
また、音読の際に意識して欲しいのは、文章のリズムや表現、言葉の言い回しです。なぜ、この表現、この言い回しなのか?とあなたの持っている知識と照らし合わせながら音読してみましょう。
優れたレターほど、すべての言葉、表現に意味があると言われています。ここでも、あなたなりの考えでいいので、考えついたことをノートに書き留めながら音読しましょう。
音読してみるとわかるのですが、優れたレターは読みやすいです。『読みやすい』ということは、それだけ相手にも「メッセージが届きやすい」ということが言えます。
まとめ
とっても地味に感じるかもしれませんが、今回お伝えしたインプットとアウトプットを実践すれば、かなりチカラが付いてきます。
もしあなたが本気でコピーライティングのスキルを磨きたいのなら、まずはこの方法を実践してみてください。
取り組む時に1つ忘れてはいけないのは、インプットとアウトプットのバランスです。どちらか一つに偏りすぎないようにしましょう。
ps. 究極的にはコピーの勉強って『とにかく書きまくって、市場に出すこと』だと僕は考えています。でも、ただ単に書きまくっても成長は難しいです。
ここで紹介した方法でスキルを磨いたら、実際の市場に出てみましょう。最初のうちに取り組みやすいと思うのはブログかメルマガを書いてみることです。